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「渇いたkiss」

It’s a wonderful worldIt’s a wonderful world
(2002/05/10)
Mr.Children

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この曲をただの失恋ソングで終わらすのは本当にもったいない。

とてもとても奥の深い曲なのである。男の心をここまで詩で表現できるものなのかと思うほど、本当に奥深い。

ミスチルの名バラードといえば、「抱きしめたい」「君が好き」「しるし」「sign」「くるみ」などが挙がってきそうであるが、

本当に奥の深いミスチルバラードといえば、「つよがり」「HERO」そして、なんといってもこの「渇いたkis」であろう。


まず一番のサビ。

いつからか君は取り繕い不覚にも僕は嘘を見破り

よくあるフォーマットの上、片一方の踵で乗り上げてしまうんだ


この詩を解剖するのはとても難しい

なぜならそれほどに深い詩であるからだ。
解剖してみると

いつからか君は嘘をつき始めた。意識せずとも僕はこの嘘を見破ってしまう。

その結果、よくあるフォーマット=つまりよくある形式=よくある形式の別れ方。

そのよくある形式の別れ方に、「片一方の踵」、つまり踵なので、僕たちの別れは、背後から別れが迫って来ていたことを表しているのではないだろうか。

そして、

誰かが禁断の実摘み取り、再び次の果実が実る
揺るぎない決心に凍りつく顏 力のない瞳が映すのは 僕という過去なんだ
 

と一番を締めくくる。

他の誰かが、僕以外の誰かがもう君にはいて、それはもう揺るぎない心で、

今、君が見ている僕は、 もうすでに過去のものである。 君にとって僕はただの過去になってしまった。

という解釈ができる。 特に「力のない瞳が映すのは 僕という過去なんだ」 

ここの表現がとてもいい。



そして二番サビ。
ここの詩は本当に胸に突き刺さるようで、本当に表現がうますぎると思う。

ある日君が眠りに就くとき 僕の言葉を思い出せばいい

そして自分を責めて途方に暮れて 切ない夢をみればいい


この曲で一番好きなフレーズ。

「僕」の心が、願いが、偽りなくストレートに出ていて素晴らしい。

僕の言葉を思い出して 途方に暮れてしまえ そして自分を責めて 切ない夢をみればいい 

主人公のつよがりがあふれる詩の書き方がリアルで、詩がとても曲に溶け込んでいる。

とりあえず僕はいつも通り 駆け足で地下鉄に乗り込む 
何もなかった顔で何処吹く風 こんなにも自分を俯瞰で見れる 性格を少し呪うんだ


→ホントは、全然だめで仕事なんかできる状態でないのに、そんな心情とは裏腹に、何もなかったかのように仕事に向かえる自分。矛盾。
こんなときなのに、自分を客観視してみれてしまう自分を少し呪ってしまう。

俯瞰で見れる こんな表現がでてくるあたり桜井さんはやっぱすごいと思う。


そして詩はクライマックスへ。。

すべての想いを絶ち切ろうとする度 まとわりつくような胸の痛み

ここは言うことなし、まさにそのまんま。まとわりつくような胸の痛み。いい表現。


ある日君が眠りに就く時 誰かの胸に抱かれてる時 生乾きだった胸の瘡蓋がはがれ 桃色のケロイドに変わればいい
時々疼きながら 平気な顔をしながら



大サビの詩、いちばん表現がすごい。瘡蓋がはがれ、ケロイドに変わればいい

なんて詩がでてくるのがすごい。


ある日君が眠りに就くとき、あるいは他の誰かの胸に抱かれてるとき、

生乾きだった胸の瘡蓋がはがれ、桃色のケロイドに変わればいい。

=つまり、かさぶたが君のわだかまりだらけの心、僕を想う心をふさぎこんでしまっている。
だから、その瘡蓋がはがれて、僕のことを思い出して、僕のことを考えてほしい。想ってほしい。
そして、時々思い出しては、胸を痛めればいい。それでも君は平気な顔をするんだろうけど。そこも僕と似ているんだろう。


こんな感じの解釈。深いと思いませんか。


実に深い。ミスチルのラブソングでは「つよがり」に並ぶ深さ?

いや、いちばん深いかもしれない。

この曲には脱帽です。出逢えたことに感謝。

ライブでまたやんないかな。





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テーマ : Mr.Children - ジャンル : 音楽

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